JUNIOR COLLEGE

保育科2年「子どもの食と栄養(保育士必修)」八尋先生・秋武先生

2023.12.15授業のぞき見

保育科2年生の後期では、「子どもの食と栄養」を学びます。この科目では小児の食と栄養に関する基礎知識を習得し、発育発達に応じた調理の方法や食事および食育について演習を通して実践出来る力を養います。
今回は、幼児期の心身の発達と食生活をテーマに「幼児の弁当」の実習を行いました。この授業では幼児期に適した食材を選び、調理方法や盛り付け(弁当箱の詰め方)を学ぶことや弁当作りを通して、1食の食事量を知ることが目的です。実習を通して調理工程および衛生面や安全面等を学び、保育現場に展開出来る力を養います。
学生は講義においての理論を学び、乳幼児期の食事を理解した上で、調理実習を行います。実習は調乳、離乳食、間食等数回行います。離乳食では塩分が少なく、食材の味そのものを味わうことや、形や大きさ柔らかさなど発達段階においての子どもの食事への理解が深まる様子がうかがえました。
 今日のメニューは「三色飯、さつまいもの甘露煮、ほうれん草のごま和え、ブロセット、トマト」です。三色飯は子どもが食べやすいように人参を小さく切りました。プロセットではウインナーをタコの形になるように切り目を入れて焼き、楽しく食べられるようにしました。また、他のおかずも一つ一つ丁寧に仕上げました。
最近は加工食品が多く利用されていることから調理工程が簡単なものが多いため、調理する経験が少なくなってきています。「だし」からとり、料理を完成させる実習は皆、真剣です。学生は「どうすればおいしそうなお弁当になるだろう」と、考えながら詰め、出来上がったお弁当を楽しみました。

科目担当教員:八尋美希先生の紹介

【授業の様子】