坂上忍さんよりお手紙をいただきました!
「保育実践演習」の皆川ゼミ(保育科2年生)では、絵本について研究を行いました。
その中の1グループは、絵本『リクはよわくない』(著者:坂上忍さん)をテーマに取りあげました。
学生は、俳優や司会者として活躍されている坂上忍さんの作品であることに関心を抱き、犬への愛情や優しさが溢れる作品に心動かされ作品を読み込んでいくうちに、さまざまな疑問・作品に対する著者の考えを知りたくなりました。
そこで、このテーマに関わっている4名の学生は作品に対する感想をはじめ、疑問に思っていることを手紙に記し坂上忍さんへ送ることにしました。
すると、学生一人一人に対して坂上忍さんからお返事が届いたのです。
まさか返事をいただけると思っていなかった学生は、「本当ですか」「信じられない」と驚き、声を震わせながら手紙を読んでいる姿が忘れられません。
坂上忍さんからの丁寧な回答のおかげで、学生が抱いていた疑問が解け、坂上忍さんの思いを踏まえてこの作品に向き合うことができました。
『リクはよわくない』という絵本が、学生にとって思い出深い作品となり、作品の内容はもちろんのこと、坂上忍さんのご厚意に触れたことが何より学生たちの心に響いたと思います。
この気持ちを大切にし、温かい心を持った保育者になって欲しいと願っています。
(保育科 准教授:皆川晶)